研究課題/領域番号 |
20H02338
|
研究機関 | 京都工芸繊維大学 |
研究代表者 |
岩本 馨 京都工芸繊維大学, デザイン・建築学系, 准教授 (00432419)
|
研究分担者 |
岸 泰子 京都府立大学, 文学部, 准教授 (60378817)
松山 恵 明治大学, 文学部, 専任准教授 (40401137)
初田 香成 工学院大学, 建築学部(公私立大学の部局等), 准教授 (70545780)
高道 昌志 東京都立大学, 都市環境科学研究科, 助教 (40793352)
石榑 督和 関西学院大学, 建築学部, 准教授 (10756810)
高橋 元貴 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任助教 (90828344)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 都市史 / 空間史 / 復元図 / 空間復元 / GIS |
研究実績の概要 |
本年度は研究の2年目として、個別の項目についての図化の試案作成と個別研究会を実施した。研究会は新型コロナウイルス感染症のため全てオンラインで実施した。 まず近世部会では5月26日(水)・8月4日(水)・11月24日(水)・3月30日(水)の4回研究会を実施した。第1回研究会では全体的な議論を行い、史的段階の叙述の必要性、時代を超えた共通項目を通した議論の必要性などが提起された。第2回から第4回では個別の項目についての議論を行い、「武家屋敷」「町と町屋」「市場と流通」「水上交通と都市」「宿・市の近世化」「権力と祝祭」「禁裏と公家町」などについて図化を行った。また岩本は2021年度までの近世都市史研究リストを更新したほか、近世巨大都市のベースマップとして江戸図と京都図をGISにて作成した。 次に近代部会では5月27日(木)・8月5日(木)・10月1日(金)・11月26日(金)・2月27日(日)の5回研究会を実施した。第1回は谷川竜一氏(金沢大学)、第4回は福村任生氏(飯田市歴史研究所)、第5回は山崎美樹氏(東京理科大学)をゲストとして迎えた研究会を実施し、それぞれ建設労働者と地域社会、近代飯田城下町の廃城処分と市街地復元、吉祥寺の地割と都市構造についての報告と議論が行われた。また第2回と第3回は図化の方針についての全体的な検討回として、検討項目のリストアップとともに、移行期をどう捉えるかについての議論、近世社会とは異なる制度的領域についての議論などが行われた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナウイルス感染症のため対面での研究会は実施できなかったものの、リモートでの研究会は定期的に実施でき、個別項目の検討も進んでいる。
|
今後の研究の推進方策 |
近世部会は個別検討が進捗しているため、今年度は未検討の項目を中心に議論を進めていく。近代部会は研究会と並行しての個別検討の段階へと進めていきたい。出版社との連携もとり、出版へとつなげていきたい。
|