宇宙開発の促進の観点から,10^5/s 以上のひずみ速度を対象とした超高ひずみ速度域の特性として高ひずみ速度域までの実測データからの推測値が用いられる場合が多く,超高速域ではひずみ速度に対する非線形性が認められるため,安全設計上のマージンを大幅に取らざるを得なかった.本研究の成果から,超高ひずみ速度域における,構造材料が持つ強度特性の非線形性の解明が可能となった.実際,以上は,「どの様にすれば超高ひずみ速度域の材料力学特性を簡便かつ精確に実測できるのか」は,長年多くの研究者が取り組んできた課題であり,その解決に役に立つ.
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