研究の主な成果は,ガスエンジンに近い条件下での点火プラグから発生する衝撃波の挙動を観測した.その結果,副室内の衝撃波は,衝撃波と壁面での反射波との干渉により、局所的に密度変化の強い波を生成できることを確認した.また,高圧噴射された気体から,定常的に衝撃波が生じることが確認できた.壁形状を変更することにより,衝撃波の伝播をある程度制御できることと20MPa以上の高圧に気体を圧縮して噴射することにより,複数の衝撃波を発生させれることが確認でき,さらに噴射圧を高くすることで,大きい密度変化を伴う衝撃波を形成できることが分かった.
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