全長2.5m程の小型の自動航行船に搭載するセールを提案し、セールを搭載した自動航行船のVPP(速度予測プログラム) を開発した。実機セールの大きさを決定し、実機スケールのセール及び上部デッキの製作を行い、可動機構を開発した。提案した翼形はフラップを可動させることで推進力となる揚力を増大させることがわかった。VPP により、本セールを搭載したトリマランヨットの想定風速3.5m/s 中における最大船速が0.88m/sであった。風上方向へ最速となるのは49.1deg方向へ航行する場合の0.43m/s であり、風下方向へ最速となるのは178deg 方向へ航行する場合の0.81m/s であった。
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