研究課題
昨年度までに構築している火災模擬チャンバーに対して、火災発生ガスの充填部と計測器類の位置関係について、低ノイズで安定に測定可能な条件を検討し、チャンパー外壁(アクリル板厚:20mm)でそれらを接触させることにするとともに、光学距離を360mmとした。測定手順としては、燃焼させる建築材料のサンプルをオーブンで所定温度まで加熱し、ガスを発生させた。その後、ダクトを通してチャンバーにガスを導入し、対象とするガスに対する透過率を測定するプロセスにした。サンプルはクリ材のほか、断熱材としてスタイロフォーム、壁紙(クロス材)、合板であるコンパネ板を選択し、燃焼温度は300~800度とした。発生したガスの種類については現場での検知管検査だけでなく、回収したガスに対してガスクロマトグラフィー及びイオンクロマトグラフィーにより分析した。リファレンスとした空気の透過強度と比較して、燃焼中に発生するガスに含まれる微粒子によるものだと想定される散乱がいくつかの周波数帯において確認された。発生するガスとして、コンパネ板からはシアン化水素ならびに一酸化炭素、スタイロフォームと壁紙からは臭素化合物の発生を確認している。透過特性はいずれもサンプルに特有であり、分子の大きさによる吸収ピークの周波数帯についても議論した。本測定は180秒の平均値として実施しているが、特定のガスによる吸収ピークの周波数に着目することでリアルタイムにガス成分を特定できるレベルであることを確認した。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Buildings
巻: 14 ページ: 1076
10.3390/buildings14041076
Developments in the Built Environment
巻: 18 ページ: 100423
10.1016/j.dibe.2024.100423
Thermochimica Acta
巻: 736 ページ: 179732
10.1016/j.tca.2024.179732