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2020 年度 実績報告書

富士山頂高度を活用した落雷減災のための多角的雷研究

研究課題

研究課題/領域番号 20H02419
研究機関静岡県立大学

研究代表者

鴨川 仁  静岡県立大学, その他部局等, 特任准教授 (00329111)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード雷 / 富士山 / 雷雲 / 夏季雷 / 冬季雷 / 放射線 / 高高度放電発光現象
研究実績の概要

本申請の主目的である富士山頂での観測は、コロナ禍であったため例年行っていたような観測事業は行えなかった。しかし、登山関係者への力添えにより、アクションカムによる動画撮影を富士山にて行った。限られた日にちでの撮影でだったため期待するようなデータは得られなかったが新たな観測手法として次年度以降本手法が適応可能ということがわかった。サブテーマとして冬季中の冬季雷の観測も行い、2020年12月18日に、雷放電に伴う放射線とスプライトを検知することができた。このイベント時には、雷雲下部にて大気電場の観測も成功しており、解析対象としては理想的なイベントを得ることができた。過去データを用いた研究における論文執筆は勧め、3論文の投稿準備を進めた。
本研究の成果の一部は、一般向け雷書籍に含める予定である。書籍は2021年7月の出版を予定している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

コロナ禍であったが冬季雷の観測の強化などできることは行えたため。また過去データを用いた研究についても論文投稿の目処がたったため。

今後の研究の推進方策

3論文の投稿および受理を目指す。2021年度の観測は、夏季富士山、冬季北陸ともに行う。雷に関係する一般向け書物を出版する。

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公開日: 2021-12-27  

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