研究課題/領域番号 |
20H02427
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分26010:金属材料物性関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
松田 光弘 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 准教授 (80332865)
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研究分担者 |
赤嶺 大志 九州大学, 総合理工学研究院, 助教 (40804737)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | マルテンサイト変態 / 高温形状記憶合金 / 原子変位 / 自己調整構造 / ハフニウム基合金 / ジルコニウム基合金 / 変態温度 |
研究成果の概要 |
本研究では,形状記憶特性を担う熱弾性型マルテンサイト変態の原子変位機構に着目し,高温に変態温度を有するHfおよびZr基合金マルテンサイトバリアントの内部組織や自己調整構造について明らかにすることができた。原子変位機構とマルテンサイト相の結晶構造および自己調整構造は密接に関係しており,応力負荷に伴うバリアント界面の移動やひずみ緩和機構への関連性も解明するなど,高温形状記憶・超弾性合金の特性向上に関する新たな材料設計指針が得られた。
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自由記述の分野 |
材料組織学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
二酸化炭素および化石燃料使用量を削減するための取り組みとして,制御・計測機器の軽量化を目的とした高温形状記憶合金の開発が進められている。本研究では,形状記憶特性を担う熱弾性型マルテンサイト変態の原子変位機構に着目し,高温に変態温度を有するHfおよびZr基合金マルテンサイトバリアントの内部組織や自己調整構造について明らかにすることで,高温形状記憶・超弾性合金の特性向上に関する新たな材料設計指針が得られたことから,社会的意義もある研究成果といえる。
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