研究課題
基盤研究(B)
時間領域差分法(FDTD法)による電磁界シミュレーションによって、散乱断面積と吸収断面積を定量的に評価する手法を確立することに成功した。積分球を使った計測から、散乱スペクトルを実際に測定することにも成功した。また、金属や誘電体層に吸収損失を導入することにより、実験的に真の完全吸収を実現できることを見出した。
ナノフォトニクス
実吸収に利用されていない光量を正確に見積もり、真の完全吸収構造を提案・実現させる道筋を明らかにすることは、光熱変換デバイスの更なる高効率化を実現する上で非常に重要であり、学術的にも大いに意義のある研究課題である。