• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

ポリグリセロール修飾ナノ粒子の腫瘍選択的集積の原因究明と材料設計指針の再構築

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20H02584
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分28040:ナノバイオサイエンス関連
研究機関京都大学

研究代表者

小松 直樹  京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (30253008)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードナノ粒子 / ポリグリセロール / 癌 / 腫瘍
研究成果の概要

ナノダイヤモンド(ND)と磁性酸化鉄ナノ粒子(SPION)をポリグリセロール(PG)で被覆し、さらにカルボキシ基、アミノ基、スルホン酸、ホスホニウムなどの各種官能基で修飾したナノ粒子に対し、まず、タンパク質コロナの生成量について検討を行った。その結果、負電荷をもつカルボキシ基は、タンパク質コロナの生成はなく、一方、正電荷をもつアミノ基には、タンパク質コロナの生成が認められた。それに伴い、細胞への取り込みも促進された。したがって、ポリグリセロール修飾ナノ粒子の腫瘍選択的集積には、負電荷をもつ官能基などを用いることで、タンパク質コロナの生成を制御することが重要であることを明らかにした。

自由記述の分野

ナノ材料化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ポリグリセロール修飾ナノ粒子の腫瘍選択的集積の原因が明らかになれば、それがナノ製剤の新たな設計指針となり、ナノ医療の分野にパラダイムシフトを起こすことが可能である。一方。この研究成果は、癌の早期発見や治療にも繋がり、社会的にも経済的にも大きなインパクトがあると考えている。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi