研究課題
今年度本研究では、これまで開発した希土類添加物Pr:YSO量子メモリの保存時間延長に向けた研究を実施し80μ秒保存を可能にするシステムを開発した。また、さらなる保存時間延長の為、RF印可による基底サブ準位間でのポピュレーション反転を繰り返すダイナミカルデカップリングによるdephasing補償システムの開発を開始した。あわせてリモートシステム間の量子もつれ実証に向け、フォック状態基底のもつれに対する量子もつれトモグラフィ系の開発が必要である。そのため光ファイバー長へのフィードバック技術の開発を通じた光干渉計パス間の位相同期の研究を実施した。さらに周波数多重量子中継に向けたエレメンタリーリンク中間点での周波数多重ベル測定に向けて、周波数‐時間マッピング手法による高分解能周波数(波長)弁別機能の開発と、それを用いた複数周波数チャンネルにおける弁別的量子干渉の観測に成功した。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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