研究成果の概要 |
スピン多重度の異なるポテンシャルエネルギー表面間での遷移=系間交差を利用した反応の促進や基質分子間および配位子との間に生じる London分散力を活用することで,合成化学的な魅力に富む高選択的鉄触媒クロスカップリング反応を開発した。鉄触媒クロスカップ リング反応に対する反応機構解析に基づく量子効果の検証を行い報告した。(Sharma, et al., Molecules 2020,25,3612). 同知見を元にエナンチオおよびジアステレオ選択的鉄触媒カルボメタル化反応の開発に成功し報告した。(Adak et al., Chem. Commun., 2021, 57, 6975-6978)
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