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2022 年度 研究成果報告書

高次アセンの構造物性相関理解の深化と基板上ナノカーボン合成への展開

研究課題

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研究課題/領域番号 20H02816
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分35030:有機機能材料関連
研究機関国立研究開発法人物質・材料研究機構 (2022)
奈良先端科学技術大学院大学 (2020-2021)

研究代表者

林 宏暢  国立研究開発法人物質・材料研究機構, 先端材料解析研究拠点, 主任研究員 (00736936)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード高次アセン / 基板上合成 / 構造物性相関 / ナノカーボン / グラフェンナノリボン / 前駆体 / 環状分子
研究成果の概要

ベンゼン環が直線状に連結した高次アセンは、高い電荷輸送特性や基底状態でのビラジカル性など興味深い物性を示すことに加え、ナノカーボン材料作製の前駆体として有用である。本研究では、不安定な高次アセンを単結晶内部や超高真空下などの嫌気条件下で合成する手法を確立し、高次アセンの構造と電子的物性の相関解明に成功した。さらに、超高真空下での昇華・加熱プロセスを必要としない、簡便なグラフェンナノリボン合成の足がかりを築いた。

自由記述の分野

機能材料科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

高次アセンの合成法確立と物性相関理解は、次世代デバイスへの応用が期待される有機半導体・ナノカーボン材料を設計する上で有用な知見である。また、高次アセンの基板上合成研究の過程で得られた、高次にpi共役系が拡張された予想外のナノ分子生成の発見は、独自のナノ構造体創成法につながる成果である。また、新しい基板上光反応性の開拓・理解、簡便なプロセスを用いたナノ構造体・ナノカーボン材料構築法の開拓は、従来の手法を用いた研究とは方向性の異なる研究への発展を促すものである。

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公開日: 2024-01-30  

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