研究課題/領域番号 |
20H02853
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分36020:エネルギー関連化学
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 (2021-2023) 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 (2020) |
研究代表者 |
堀場 弘司 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 関西光量子科学研究所 放射光科学研究センター, 上席研究員 (10415292)
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研究分担者 |
北村 未歩 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 関西光量子科学研究所 放射光科学研究センター, 併任 (00783581)
細野 英司 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 主任研究員 (80462852)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 軟X線吸収分光 / 軟X線顕微分光 |
研究成果の概要 |
Liイオン二次電池は、マルチスケールの複雑な構造を持ち、その性能向上には各階層の挙動の解明が必要であるが、Liイオンの挙動理解が進んでいない。Liは観測が困難な元素であり、その化学状態をナノスケールで観察する新手法が求められている。本研究は、反射型集光素子と新しい透過軟X線検出法を組み合わせた装置を開発し、LiイオンのX線吸収端エネルギーでの利用を可能とすることを目的とする。成果として、K-Bミラーにより低エネルギー軟X線を10マイクロメートルに集光することを達成し、また開発した転換可視蛍光収量法よりLi K吸収端の透過軟X線吸収スペクトルの測定に成功した。
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自由記述の分野 |
軟X線吸収分光
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、反射型集光素子と新しい透過軟X線検出法を組み合わせた装置を開発し、LiイオンのX線吸収端エネルギーでの顕微吸収分光実験を可能にした。これにより、Liイオンの詳細な挙動解明が進み、電池の充放電メカニズムなどの理解が進展することが期待される。またこの技術は他の材料科学や化学分野にも応用可能であり、電気自動車の効率向上や再生可能エネルギーの蓄電技術の進展を促し、経済的なコストダウンと安全性の向上を図ることで、持続可能な社会の実現に大きく貢献することが期待される。
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