本研究では、無細胞タンパク質合成系にクラミドモナス由来の脂肪顆粒(LD)を添加することで,翻訳・フォールディングと共役させながら外来タンパク質をLDに導入する手法を開発した。その手法を用いた機能解析により、LDやゴム粒子(RP)の膜タンパク質の膜結合ドメインが解明された。さらに、その膜結合ドメインを超長鎖trans-1,4-ポリイソプレン(tPI)合成酵素(tPT)に融合させることで、LD膜上にtPTを導入することに成功した。これにより、生成物であるtPIの重合度が10倍に増大することが明らかになった。
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