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2022 年度 研究成果報告書

消化管内における栄養素フローの時空間的解析と管腔内センシング人工モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20H02932
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関京都大学

研究代表者

谷 史人  京都大学, 農学研究科, 教授 (70212040)

研究分担者 金子 涼輔  大阪大学, 大学院生命機能研究科, 准教授 (40390695)
池川 雅哉  同志社大学, 生命医科学部, 教授 (60381943)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード消化管 / メカノストレス / CRISPR/Cas9 / 栄養素 / イメージング質量分析 / 脂質消化吸収 / 遺伝子改変マウス / カルシウムセンサー
研究成果の概要

咀嚼・嚥下された食塊が、食道から大腸に至るまで消化管内でどのように流動し、多数の栄養素がどのように相互作用しながら消化・吸収されていくのか、その過程の詳細については不明である。本課題では、食品成分の組成のみならず形状や物性が、栄養素の分布や腸管細胞の応答に影響することに着目し、数十ミクロンの空間分解能でのイメージング質量分析(IMS)と顕微鏡的可視化手法を駆使して、腸管内における栄養素の経時的・空間依存的な分布を解析し、腸管細胞が消化物の物性をどのように感知し、栄養素の代謝を制御するかについて解析した。

自由記述の分野

食品化学、食品物理化学、食品生物工学、食品生理機能学

研究成果の学術的意義や社会的意義

健康長寿には腸機能の健全性は欠かせない。過敏性腸症候群といった腸関連疾患や肥満をはじめとする多くの生活習慣病に対する予防は、進化の過程で生まれた我々の腸の生理的な仕組みを正しく作動させることが前提と言える。様々な機能的な食品成分が消化管内でどのように分布し作用し得るのかを明らかにすることは、栄養素や薬物の送達効率を高めるために最適な構造や物性をもつ食品のデザインと開発につながり、脂質代謝を調節して肥満や糖尿病の予防などに貢献するという社会的意義がある。

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公開日: 2024-01-30  

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