質膜のRBOHによってROSバーストが誘導される。ROSは防御応答のマーカーとして観察されているが、その作用機構はわかっていない。ROSセンサーと反応してジスルフィド結合を形成する酵母のYAP1のC末端断片を予め原形質膜に局在させることによって、ROSセンサータンパク質をYAP1結合タンパク質として精製し、多岐に渡る102のROSセンサー候補を得た。これら候補の中で、NbGLRのリコンビナントタンパク質を作製してH2O2で処理した後、スルフェニル化されるシステイン残基に結合するBTDで化学ラベルし、特異的抗体を用いて標的システイン残基のin vitroでのスルフェニル化を確認した。
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