研究課題
令和5年度は、ブナ12集団についてMIG-seq法による一塩基多型の解析をおこなった。その結果,茨城,静岡,高知は太平洋型に分類された。また,太平洋型の集団は,日本海型の集団よりも遺伝的分化が高いことが明らかになった。加えて、九州大学宮崎演習林において、30個体のブナから木部コアを採取した。採取した木部コアの年輪解析を行った結果、宮崎演習林のブナの過去50年間の相対成長率は年降水量とは相関がみられないものの、年平均気温などとは有意な相関関係を示し、地球温暖化の影響がブナの成長にも影響を及ぼしていることが明らかとなった。令和5年度は前述の九州大学宮崎演習林のブナの開花を期待していたが、開花がみられなかったため授粉実験等は行わなかった。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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