研究課題/領域番号 |
20H03104
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41040:農業環境工学および農業情報工学関連
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研究機関 | 京都大学 (2020, 2022) 筑波大学 (2021) |
研究代表者 |
野口 良造 京都大学, 農学研究科, 教授 (60261773)
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研究分担者 |
Ahamed Tofael 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (40593265)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | PIV / 閉塞モデル / 近赤外 / 油分 |
研究成果の概要 |
カルシウムイオンとオレイン酸によって発生した油脂固形物とフロリジルが合わさることで排水管内に堆積物を形成することを明らかにした。赤外分析計(NIRFlex N-500、Buchi製)を用いて、近赤外分析による油分濃度測定のための検量線の作成を行い、近赤外分析計によるオレイン酸濃度の測定の可能性を示した。近赤外カメラにバンドパスフィルター(940 nm)を装着し、940nm光源を用いて、模擬排水管の中のオレイン酸を測定した。モノクロ画像からオレイン酸の有無が鮮明に判別できることが確認できたことから、排水中の脂肪酸濃度のリアルタイム測定の可能性を示した。
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自由記述の分野 |
農業工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、油分が原因とされる閉塞が発生する現場で発生する課題をモデル化し、複合センシングによる管閉塞の複合的解析を通じて、管閉塞に関与する物質凝固の知見を獲得できる。新たな閉塞理論モデルの構築を通じて、物理的側面、化学的側面への解析手法の 提案や解析的な学術的観点との融合によって、農学や工学分野への応用だけでなく、生物・医学分野への学術的応用へとつなげることができる。
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