ウシ子宮内膜間質細胞の培養液中にMGOを0、0.1、1 mMとなるように添加して12時間培養し、培養液を交換してさらに12時間培養した後、培養上澄を採取し、培養上澄中のIL-8濃度を測定した。また、MGO添加後6時間におけるATP産生量を測定した。ウシ子宮内膜間質細胞の培養上澄中におけるIL-8濃度は、MGO 1 mM処置区において対照区と比較して増加する傾向がみられたことから、MGOはウシ子宮内膜間質細胞におけるIL-8分泌を亢進する可能性が示された。一方、ウシ子宮内膜間質細胞におけるATP産生量は各処置区間で有意差は認められなかったことから、MGO添加後6時間ではミトコンドリア機能は変化しないことが示された。
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