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2023 年度 研究成果報告書

口蹄疫、豚コレラウイルス由来IRES共通因子の探索と制御に向けた基礎的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03164
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分42030:動物生命科学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

小原 恭子  鹿児島大学, 農水産獣医学域獣医学系, 教授 (20225478)

研究分担者 岡林 環樹  宮崎大学, 農学部, 教授 (10359995)
迫田 義博  北海道大学, 獣医学研究院, 教授 (40333637)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードFMDV / CSFV / IRES / shRNA / PYC / PKD1L3 / USP31 / KOマウス
研究成果の概要

口蹄疫ウイルス(FMDV)のIRES活性を測定できるジシストロニックベクター発現細胞株を樹立し、FMDVの7血清型で保存したIRES配列に作用できるshRNA発現ベクターを構築して、2週間以上活性を抑制できた。また、豚熱ウイルス(CSFV)-IRES標的shRNA発現ベクターも樹立し、IRES活性とCSFVの複製を抑制可能にした。さらに、フランス松樹液ピクノジュノール(PYC)がこれらのIRES活性を抑制する事を見出し標的宿主因子を網羅的に発現解析した結果、PKD1L3と USP31であった。そこで、PKD1L3, USP31のノックアウト(KO)マウスを作製して抵抗性動物の樹立を試みた。

自由記述の分野

ウイルス学

研究成果の学術的意義や社会的意義

口蹄疫は、日本での流行はコントロールされ、現在清浄国となっているが、未だ近隣諸国での発生が報告され、疾病の侵入防止には、予断を許さない。ワクチンは、口蹄疫の血清型間の交差有効性が低いという問題があり、ワクチンの使用に伴い清浄国ではなくなる。一方で、豚熱は国内では26年ぶりに岐阜県で発生後流行が拡大し、現在に至るまで制圧されていない。有効なワクチンは存在するがワクチン使用に伴って清浄国と認められなくなり、抗ウイルス薬は開発されておらず、野生動物のイノシシも感染感受性がある事等が、豚熱の制御を困難にしている。以上の様に、侵襲が予測できない動物感染症に対し、抵抗性家畜の開発は有効と期待できる。

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公開日: 2025-01-30  

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