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2023 年度 研究成果報告書

高次クロマチン構造の確立と維持を制御する分子機構

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03189
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分43010:分子生物学関連
研究機関基礎生物学研究所

研究代表者

中山 潤一  基礎生物学研究所, クロマチン制御研究部門, 教授 (60373338)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード遺伝子 / 発現制御 / ヘテロクロマチン / 分裂酵母 / ヒストン修飾
研究成果の概要

本研究では、分裂酵母のヘテロクロマチン形成に重要なヒストンH3K9メチル化酵素Clr4と、Clr4を含むCLRC複合体に着目し、それらの活性や機能がどのように制御されているか検討を行った。その結果、Clr4はC末端のSETドメインを含む領域を介して、CLRC複合体の構成因子の一つと直接相互作用することを明らかにした。また、Clr4のメチル化活性が、自身のN末端領域とC末端領域の分子内相互作用によって、自己制御されていることを明らかにした。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

真核細胞の染色体に存在するヘテロクロマチンは、染色体の機能やゲノム恒常性の維持、エピジェネティックな遺伝子発現制御に重要な役割を果たしている。ヒストンのメチル化修飾はヘテロクロマチンの重要なマークであり、そのメチル化修飾の制御機構を明らかにする本研究は、高次生命現象を理解する上で重要な課題である。本研究は、ヒストンのメチル化酵素Clr4の制御機構の一端を明らかにした画期的な成果であり、進化的に保存されたヒストンメチル化酵素の活性制御の分子機構の理解にもつながる成果である。

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公開日: 2025-01-30  

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