研究課題/領域番号 |
20H03205
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43030:機能生物化学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
坂根 郁夫 千葉大学, 大学院理学研究院, 教授 (10183815)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ジアシルグリセロールキナーゼ / ジアシルグリセロール / ホスファチジン酸 / がん免疫 / セロトニン神経系 / ドパミン神経系 / 糖尿病 / ホスファチジルコリン特異的ホスホリパーゼC |
研究成果の概要 |
最近,新開発の独自手法を用いて,ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)のアイソザイムが基質とするジアシルグリセロール(DG)分子種(もしくはDGKが産生するホスファチジン酸(PA)分子種)は,従来の定説に反し「ホスファチジルイノシトール(PI)代謝回転とは独立し,それぞれが異なる脂肪酸を利用する未知の経路群」により供給されることを示した.しかし,それらの経路の構成因子や分子マシーナリーは未だ不明な点が多いので,それらの点を明らかにした.例えば,上流のDG産生酵素としてスフィンゴミエリン合成酵素アイソザイムを,下流のPA結合蛋白質としてシナプトジャニン1等を同定した.
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自由記述の分野 |
生化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで誰も気づいておらず注目していなかった「PI代謝回転とは独立し,それぞれが異なる脂肪酸を利用する未知の経路群」の存在とそれらの経路の構成因子や分子マシーナリーを明らかにしたことは,新規性が高く新たな研究領域を開拓する可能性があり,学術的意義も大きい.また,各DGKアイソザイムは様々な病気(例えば,2型糖尿病,双極性障害,パーキンソン病,がん等)に関連しているので,それらが構成する経路群の詳細を明らかにすることは新たな治療法の開発に貢献する等,社会的意義も大きい.
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