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2023 年度 研究成果報告書

気孔装置におけるCO2応答の分子基盤の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03279
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分44030:植物分子および生理科学関連
研究機関九州大学

研究代表者

射場 厚  九州大学, 理学研究院, 名誉教授 (10192501)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード気孔 / CO2
研究成果の概要

気孔装置における高次情報処理を司る気孔葉緑体や乾燥(ABA)とは独立したCO2シグナル伝達経路に着目し、新規CO2シグナル伝達因子および高次情報処理因子の探索を試みた。単離気孔葉緑体を用いたプロテオミクス解析から、気孔開閉制御に関わる気孔葉緑体因子を同定した。また、CO2非感受性変異体cdi4の原因遺伝子の解析から、孔辺細胞に豊富に含まれるリン脂質であるPEが、気孔開口に欠かせないことを明らかにした。さらに、サーマルイメージングによる変異体スクリーニングの効率を飛躍的に向上させるために独自設計の環境試験機を投入し、ABA非依存的に気孔閉鎖応答に異常を示す変異体を単離した。

自由記述の分野

植物生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、植物における生体情報、環境情報の集積中枢となっている気孔装置における高次情報処理の仕組みを精査することによって、植物の生命力の強さ、すなわち頑健性の源となっている植物に特異的な細胞動態の解明をめざしている。

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公開日: 2025-01-30  

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