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2022 年度 研究成果報告書

ユビキチン様オートファジー蛋白質との相互作用を介した異常オルガネラ認識機構

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03281
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分44030:植物分子および生理科学関連
研究機関明治大学

研究代表者

吉本 光希  明治大学, 農学部, 専任教授 (40399316)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードオートファジー / オルガネラ / 分解 / 品質管理
研究成果の概要

オートファジーはオルガネラを含む細胞質成分を液胞に送り込み分解する液胞内分解機構の一つである。申請者はこれまでに、植物が光合成を行なう中でオートファジーを発動し、緑葉ペルオキシソームの品質管理を行うことで細胞の恒常性維持に貢献していることを見出したが、オートファジーがどの様にして異常オルガネラを認識し、それを過不足なく分解するのか、その機構は明らかでなかった。本研究課題の目的は、ダメージを受けたオルガネラが、いつ、どのようにして認識されて分解されるのか、そのメカニズムを共免疫沈降実験などにより分子レベルで明らかにすることであり、その結果をもとに緑葉ペルオキシソームの品質管理機構の解明を試みた。

自由記述の分野

植物分子細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

一度大地に芽生えると動くことのできない植物が、過酷な環境に適応するために、細胞内分解系をどのように利用してオルガネラの品質を保っているのかを分子レベルで明らかにすることで、植物の巧みな生存戦略の一端を紐解くことができると考える。さらに、その分子機構を従属栄養生物のそれと比較することは進化を考えるうえでも大変重要で興味深い問題である。また、植物オートファジーの研究からペルオキシソームの品質管理の分子機構に迫る点は独創的であり、学術的意義がある。

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公開日: 2024-01-30  

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