今後の研究の推進方策 |
今後は、FGFシグナルやShhシグナルによる脳回形成のメカニズムを明らかにする。神経前駆細胞数の変化は、1)細胞増殖量の変化、2)細胞死の変化、3)分化制御の変化の可能性が考えられる。そこで、FGFシグナルもしくはShhシグナルを変化させた大脳皮質において、細胞増殖マーカー(Ki-67, リン酸化ヒストンH3, PCNA)、アポトーシスマーカー(cleaved caspase-3)の抗体染色を行う。さらに、大脳皮質の神経細胞数、アストロサイト数、オリゴデンドロサイト数の定量を行い、増加している細胞数を明らかにすることにより、脳回形成に関わるメカニズムを明らかにする。
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