研究課題/領域番号 |
20H03414
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
佐藤 真 大阪大学, 大学院連合小児発達学研究科, 教授 (10222019)
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研究分担者 |
岡 雄一郎 大阪大学, 大学院連合小児発達学研究科, 講師 (30614432)
安村 美里 大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (20533897)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 神経科学 / 解剖学 / 脳・神経 / 大脳皮質 / 神経回路 |
研究実績の概要 |
令和4年度は動物施設の移設があり、動物を胚から立ち上げなおさないといけなかったため、年度前半の実験は大きく影響された。 (実験1)PPにて標識されるS1→M1回路の投射先の検討。昨年度に引き続き実施した。後シナプス側にCreを発現させうるAAV-TRE-TAT-WGA-Creをin utero electroporationにてマウス脳に導入し、S1→M1回路のM1での接続細胞を検出する実験を進めた。ドキシサイクリン(テトラサイクリンの代用)の投与により目的とする任意の発達時期にPPにて標識されるS1→M1回路の投射先が可視化できた。可視化できた回路について検討を進めた。Layer5aからの投射についても検討し、側枝の重要性を確認した。 (実験2)PPにて標識されるS1→M1投射神経細胞への入力元の検討。Plxnd1-CreERT2マウスに対して、Cre-depnedentなAAV-mGRASPによる条件検討を行った。明瞭な結果が得られず、引き続き条件の検討を行った。 (実験3)S1→M1のサブタイプを標識しうる新たなプロモーターの探索と応用。Plxnd1発現細胞のサブタイプを遺伝子発現から探索するべく、single cell RNAseqデータの解析を行っている。候補遺伝子を20程度リストアップした。この点については、候補遺伝子の絞り込みが進んだ。 (実験4、5)側枝形成に係る局所環境の検討と回路網形成について。EphA7-efnA5の皮質内発現を詳細に調べた。論文発表を行い、かつ大脳皮質内回路へ応用できるか予備研究をすすめた。その結果、皮質内回路の形成に同分子系が関わる結果を得た。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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