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2022 年度 研究成果報告書

ストレス性情動障害におけるPACAPの神経アストロサイト機能連関の病態生理的意義

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03429
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分48030:薬理学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

宮田 篤郎  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 特任教授 (60183969)

研究分担者 栗原 崇  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (60282745)
神戸 悠輝  鹿児島大学, 医歯学域医学系, 講師 (60549913)
高崎 一朗  富山大学, 学術研究部工学系, 准教授 (00397176)
橋本 均  大阪大学, 大学院薬学研究科, 教授 (30240849)
吾郷 由希夫  広島大学, 医系科学研究科(歯), 教授 (50403027)
早田 敦子  大阪大学, 大学院連合小児発達学研究科, 助教 (70390812)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード下垂体アデニル酸シクラーぜ活性化ペプチド / ADCYAP / ストレス / アストロサイト / 学習記憶 / PAC1R / 情動障害
研究成果の概要

下垂体アデニル酸シクラーゼ活性化ポリペプチド (PACAP) は、 その特異的受容体PAC1Rを介して、神経伝達物質として機能する。我々はPACAPノックアウトマウスの解析から,PACAPが恐怖記憶の学習に重要であることを見出したが、その詳細はよく解っていない.その一方で、PACAP-PAC1Rシグナルによるアストロサイトの持続的活性化により慢性疼痛が惹起されることを明らかにした.そこで,ストレス性情動障害や恐怖記憶とPACAP-PAC1Rで駆動されるアストロサイト-神経乳酸シャトルの関連性を検討することにより、PACAP-PAC1Rシグナリングの情動障害等における病態生理的役割の知見を得た。

自由記述の分野

薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究遂行の意義としては、大規模災害や重大犯罪などに起因する心的外傷後ストレス障害 (PTSD) は大きな社会問題となっているが、その治療は、合併症である不眠症やうつ病に対する治療薬はあるものの、根治的治療といえるものは、認知行動療法しかないのが現状である。PACAP は恐怖記憶に密接に関与することが報告されており,アストロサイトのPACAP とその特異的受容体であるPAC1R アストロサイトに着目した恐怖記憶を含めた学習・記憶に関する本研究は認知行動療法の効率を高める薬物を開発することや,強いトラウマを受けた後の恐怖記憶の定着を阻害できる薬物を開発出来る可能性があり,多大な社会的意義がある.

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公開日: 2024-01-30  

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