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2023 年度 研究成果報告書

HTLV-1によるマルチモードウイルス発がん機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03514
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

安永 純一朗  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (40362404)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードHTLV-1 / ATL / HBZ
研究成果の概要

ATLの発がん機序においてHBZが重要な役割を果たしている。HBZはcoding機能とnon-coding機能を併せ持つbifunctional RNAとして作用するが、HBZ RNAとタンパク質はそれぞれ異なる機序でヒトTP73遺伝子を発現誘導し、「がん代謝」及び「エピゲノム異常」を促進することを報告した(Toyoda K, Yasunaga JI, et al. Blood Cancer Discov, 2023)。さらにHBZタンパク質がhA3Gを介してTGF-beta経路を活性化する機序を報告した(Shichijo T, Yasunaga JI, et al. PNAS, 2024)。

自由記述の分野

血液内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

HTLV-1 bZIP factor RNA及びタンパク質による発がん機序を明らかにし、新規治療標的として乳酸トランスポーターMCT1、MCT4を同定した。またATL細胞の増殖、生存にTGF-beta経路の活性化が必須であることも見出し、TGF-beta阻害剤、Smad阻害剤がATL細胞に細胞死を誘導することから、TGF-beta/Smad経路も治療標的となることを証明した。これらの知見は、ATLに対する新規治療法の開発に繋がる。

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公開日: 2025-01-30  

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