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2022 年度 実績報告書

ユビキチン化を標的とした細胞死と細胞老化誘導による小細胞肺がん新規治療法の探索

研究課題

研究課題/領域番号 20H03535
研究機関順天堂大学

研究代表者

田島 健  順天堂大学, 医学部, 准教授 (50384102)

研究分担者 眞鍋 理一郎  国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 上級研究員 (30280837)
高橋 史行  順天堂大学, 医学部, 客員教授 (70327823)
高橋 和久  順天堂大学, 医学部, 教授 (80245711)
柳下 薫寛  国立研究開発法人国立がん研究センター, 研究所, 主任研究員 (80781674)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード小細胞肺がん / ユビキチン‐プロテオソーム経路 / SKP2 / 細胞周期 / 細胞老化 / 阻害剤
研究実績の概要

本研究の目的は、「長期にわたり新規治療法が開発されていない小細胞肺がんにおける、新規治療標的の同定ならびにその機能解析」である。小細胞肺がんは明確なドライバー遺伝子変異はもたず、がん抑制遺伝子の破綻に基づき発がんや進展するものと考えられ、従来の網羅的遺伝子解析から新たな治療標的の同定には至っておらず、新たな着眼点が必要であると考えられる。そこで本研究では、網羅的な遺伝子機能解析が可能なProject Achillesのデータベースを駆使し、小細胞肺がんで依存度の高い分子としてE3ユビキチンリガーゼ複合体の構成分子であるSKP2/CKS1Bを同定した。①実際の小細胞肺がん細胞株においてSKP2/CKS1Bへの依存度が高いことの証明。②小細胞肺がんにおいてSKP2/CKS1Bへの依存度が高いメカニズムの解明。③新たな治療標的としての可能性。④新規診断マーカーとしての可能性を検討し、今後の臨床応用の可能性を探る。
初年度は、①、③計画に対して研究を進め、小細胞肺がん細胞株においてSKP2/CKS1Bへの依存度が高いことを明らかにした。一昨年は③④を中心に進め、手術検体におけるSKP2の発現を確認し、非常に強く核内に染色されることが確認した。小細胞肺がん手術検体から作成したTissue Microarray (TMA)を用いて、CD56、chromogranin A、synaptophysinの染色と比較し、陽性率は上記3つのマーカーと比較し明らかにSKP2で高値であった。昨年年度はさらに近年診断に使用されているINSM1との比較を行い、同等の感度特異度が得らた。またサイズの小さな生検検体で検討したところ、微小検体においても手術検体と同様に染色されることが明らかになり、新規の診断マーカーとしての可能性が示唆された。本年度はさらに小細胞癌のフェノタイプ別(ASCL1,NEUROD1,POU2F3)に発現の違いを検討している。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

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公開日: 2024-12-25  

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