脳は経験から意味や概念を抽出し、他の状況に応用可能な「知識」を創る優れた機能を有する。我々ヒトは取り組んでいる課題の回答を意識下では得られないが、睡眠後や休息時、すなわちアイドリング時にその答えが閃くことがあることを経験している。 カルシウムイメージと自動睡眠判定計測技術とを統合し、学習時と睡眠時の神経活動に注目して研究を進めた結果、スキーマ学習課題時の脳活動はテスト前のプリプレイしているということ、大脳皮質のニューロン活動は学習時とは別に、ノンレム睡眠とレム睡眠で活動する細胞集団は完全に異なる亜集団に分かれており、一週間以上安定していることを発見した。
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