研究成果の概要 |
神経筋接合部の正常分子構築機構(NMJ)を明らかにするとともに、先天性筋無力症候群(CMS)の分子病態を解明し、新規治療法開発につなげることを研究目的とした。Rspo2, Fgf18, Ctgfの3種類の新規NMJ構築誘導細胞外分泌分子を同定した。本邦CMS患者において同定したAGRN, DOK7, GFPT1, CHRND, CHRNG遺伝子変異の機能解析を行った。さらに、培養皿上にNMJを構築しゾニサミドがニューレギュリンの発現誘導を介してアセチルコリン受容体クラスタリングを誘導することを明らかにした。CMSに関して過去最大の442論文を引用した英文総説を執筆した。
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