研究課題
近年、非コード領域のリピート伸長変異がてんかん、白質脳症、ミオパチーなど様々な疾患を呈することが明らかになり、その疾患概念が拡大している。また、これまでの申請者らの研究により、リピートモチーフと臨床像の間に密接な関係があることも明らかとなり、リピートモチーフ・表現型関連の概念が提唱された。本研究は、リピート伸長病の病態にせまると共に、治療法開発を目指す研究である。本年度は、眼咽頭遠位型ミオパチー1型の臨床遺伝学的検討を行い、臨床病型の広がりについて新規知見を見出し、論文として発表した。神経核内封入体病の新規患者の遺伝子解析を行う中で、画像上paravermal hyperintensityのみを呈する患者を見出し、報告した。また、既知のリピート伸長変異を有する患者のロングリードシーケンス解析より、リピートの全長解読を行った。新規の白質脳症家系、筋疾患家系、運動失調症家系の全ゲノム配列解析を行い、BWA-MEM2とGATKによる通常の変異解析に加えて、リピート伸長変異を含む統合的な解析を行った。
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2023 2022
すべて 雑誌論文 (7件) (うち国際共著 1件、 査読あり 7件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 3件、 招待講演 5件)
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