研究課題/領域番号 |
20H03611
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
橋本 亮太 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 精神疾患病態研究部, 部長 (10370983)
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研究分担者 |
松本 純弥 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 精神疾患病態研究部, 室長 (10635535)
三浦 健一郎 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 精神疾患病態研究部, 室長 (20362535)
長谷川 尚美 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 精神疾患病態研究部, リサーチフェロー (70865906)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 統合失調症 / 精神疾患 / 脳神経画像 / MRI / 大脳皮質下体積 / 大脳皮質厚 / 大脳皮質面積 |
研究成果の概要 |
統合失調症、双極性障害、うつ病、自閉スペクトラム症と健常者の合わせて5383例の脳MRI画像より大脳皮質厚と大脳皮質面積を算出し、統合失調症、双極性障害、うつ病において、大脳皮質厚の菲薄化を見出し、統合失調症、うつ病、自閉スペクトラム症において、大脳皮質面積の減少を見出した。これらの菲薄化と減少パターンは疾患間で類似しており、疾患横断的なフェノタイプであることが見いだされた。
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自由記述の分野 |
精神医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
様々な精神疾患において、脳の形態に健常者との差異があることが知られているが、精神疾患間においてその差異の類似性と特異性については知られていなかったため、今回、統合失調症、双極性障害、うつ病、自閉スペクトラム症の4大精神疾患において類似性を明らかにしたことは学術的に意義がある。現在の精神疾患診断は客観的な基準はなく症状により分類されているが、本結果は脳の形態に基づく疾患分類に資する可能性がある。
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