研究課題/領域番号 |
20H03624
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
木村 智樹 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (90379876)
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研究分担者 |
神宮 啓一 東北大学, 医学系研究科, 教授 (00451592)
永田 靖 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (10228033)
角谷 倫之 東北大学, 大学病院, 助教 (20604961)
河原 大輔 広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (20630461)
中島 祐二朗 東京都立駒込病院(臨床研究室), 放射線診療科(治療部), 技師 (20799530)
今野 伸樹 広島大学, 病院(医), 医科診療医 (40815320)
日置 一成 広島大学, 病院(医), 診療放射線技師 (60761989)
唐澤 克之 東京都立駒込病院(臨床研究室), 放射線診療科(治療部), 部長 (80177617)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 肺機能画像 / 局所進行非小細胞肺癌 / 強度変調放射線治療 / オーダーメイド |
研究実績の概要 |
本研究は、機能肺(肺機能画像として4次元CTによる肺換気画像と肺血流シンチによる肺血流画像を用いた高肺機能領域)に対する照射線量の低減が放射線肺臓炎の抑制につながるという仮説のもと、強度変調放射線治療(IMRT)により機能肺を選択的に低減させ、実臨床において放射線肺臓炎の低減につながるか否かを前向きに検証する。具体的には多施設共同前向き試験「切除不能局所進行非小細胞肺癌に対する肺機能画像を用いた強度変調放射線治療第II相試験(UMIN000038382)」として、手術不能もしくは拒否かつ根治照射可能な局所進行非小細胞肺癌IIBからIIIC期(UICC第8版)に対し、肺機能画像を用いたIMRTによる選択的な機能肺への照射線量低減が、重篤な放射線肺臓炎(≧Grade 3)の頻度を減少させるか否かを検証する。登録期間は5年で、予定登録数は75例である。広島大学、東北大学、がん・感染症センター都立駒込病院の3施設が参加し、既に全施設で倫理委員会承認済みであり、令和元年10月より、本研究に対し同意を得られた肺癌患者を登録中である。高知大学も参加予定で機器設備が整い次第、倫理委員会での承認を得る予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和元年10月より登録開始し、令和2年度末までの登録数は10例であった。当初の予定では年間15例登録であったが、参加施設の中にコロナ患者受け入れの中核を担う施設があり、登録数の伸び悩みの一因と考えられた。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き患者登録を行う。登録促進のため年2回の定期会議において、参加施設の現状を把握し、問題点について各施設の責任者と情報を共有し、その改善に努める。また、参加施設に対しプロトコール内容の周知、改訂内容の周知、同意取得のコツ、初回登録例のピアレビューを行う。引き続き本年度も年間15例を目標に登録を促進する。
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