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2022 年度 研究成果報告書

無巨核球性血小板減少症を伴うあるいは伴わない橈尺骨癒合症の病態解析

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03637
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関東北大学

研究代表者

新堀 哲也  東北大学, 医学系研究科, 准教授 (40436134)

研究分担者 阿部 太紀  東北大学, 医学系研究科, 助教 (40810594)
青木 洋子  東北大学, 医学系研究科, 教授 (80332500)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードEVI1 / MECOM / 橈尺骨癒合症 / 骨髄不全
研究成果の概要

(1)骨髄不全患者およびその家族の2家系において、MECOM遺伝子解析を行いバリアントを同定した。橈尺骨癒合症を持たない骨髄不全患者と橈尺骨癒合症と軽度血球減少を持つ母において、MECOMにスプライシング変異を同定したが母の白血球由来DNAでは認めなかった。SNPアレイを行ったところ、MECOMを含む領域にコピー数不変loss of heterozygosity(CNLOH)を認め、変異アレルが消失していた。
(2)RUSAT患者で同定されたMECOMのZF8に存在するミスセンス変異と相同のMecom変異をKnock inしたマウスを作成した。骨格の異常はないが造血幹細胞数減少を認めた。

自由記述の分野

臨床遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

(1)MECOM関連疾患の患者において初めてspontaneous reversionが起こりうることを示した。これはMECOM関連疾患患者における血球減少について、経過観察および治療を考えていく上で重要な知見である。また、同一家系内においても表現度が異なることが示され、遺伝カウンセリングを行う上でも参考にすべき結果である。
(2)モデルマウスでの解析によって、特定の領域におけるミスセンス変異によっても既報のノックアウトマウスと類似の造血への影響を認めており、ミスセンス変異を導入した部位が造血に重要な役割を果たしていることを示した。治療法開発を考える上で重要な知見を得た。

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公開日: 2024-01-30  

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