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2020 年度 実績報告書

中枢神経系白血病の骨髄非依存的生存の分子基盤の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20H03653
研究機関東京大学

研究代表者

加藤 元博  東京大学, 医学部附属病院, 教授 (40708690)

研究分担者 内山 徹  国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 成育遺伝研究部, 室長 (10436107)
加藤 格  京都大学, 医学研究科, 助教 (10610454)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード癌
研究実績の概要

本研究では、非造血環境である中枢神経系から再発する白血病細胞が、骨髄以外の非造血環境でも増殖・生存できる病態基盤を明らかにすることを目的としている。
中枢神経系の再発を含んだ難治急性リンパ性白血病の患者検体から、遺伝子Xにおいて共通する遺伝子内欠失を新たに特定した。当該遺伝子の異常が多数例でも統計学的な有意差をもって再発のリスクになっていることを確認した。
細胞の増殖や活性維持を司っている遺伝子であり、その機能異常が非造血環境でのストレス下でも細胞の生存に寄与している可能性を想定し、機能解析、動物モデルの構築を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

仮説の合致する遺伝子の異常が検出され、細胞に導入することができており、機能解析の準備が順調に整っている。

今後の研究の推進方策

候補として抽出された遺伝子につき、機能解析を行い病態との関連を確認する。具体的には、細胞に導入することで、薬剤感受性や細胞増殖への影響を確認し、並行して、動物モデルでの表現型の再現を試みる。化学療法薬剤に対する感受性の確認により、再発などの状況のモデルとする。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Prevalence of germline GATA2 and SAMD9/9L variants in paediatric haematological disorders with monosomy 72020

    • 著者名/発表者名
      Yoshida M et al.
    • 雑誌名

      British Journal of Haematology

      巻: 191 ページ: 835~843

    • DOI

      10.1111/bjh.17006

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2021-12-27  

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