2光子顕微鏡を使用することで、腸管粘膜内で制御性T細胞(Treg)の局在、動態を解析し、世界に先駆けて報告した(Sujino T. Science 2016)。炎症抑制におけるTregの局在、動態、制御機構については不明であった。2光子顕微鏡を用いた生体内における細胞動態解析技術と単一細胞機能解析技術を組み合わせ、腸管上皮における(Aryl-hydrocarbon receptor)Ahrシグナルが腸管内におけるTregの局在を変化させることで炎症抑制に寄与していることを報告した(Yoshimatsu Y, Sujino T. Cell Rep. 2022)。
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