研究課題/領域番号 |
20H03697
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53040:腎臓内科学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
柳田 素子 京都大学, 医学研究科, 教授 (70378769)
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研究分担者 |
築山 智之 滋賀医科大学, 動物生命科学研究センター, 特任准教授 (60612132)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 慢性腎臓病 / 細胞老化 / 三次リンパ組織 / 亜集団 / シングルセル解析 / 老化関連T細胞 / エリスロポエチン / 線維芽細胞 |
研究成果の概要 |
研究代表者はシングルセル解析を用いて、腎三次リンパ組織内外の腎実質細胞の亜集団が、三次リンパ組織との相互作用を介して炎症性を亢進させ、炎症遷延・修復障害の一因となること、CD153陽性老化関連T細胞と老化関連B細胞のCD153-CD30を介した相互作用が三次リンパ組織の成熟と腎機能低下に寄与することを明らかにした。また、線維芽細胞の一部を占めるエリスロポエチン産生線維芽細胞亜集団の挙動を解明した。
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自由記述の分野 |
腎臓内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性腎臓病は世界人口の約10%が罹患し、様々な合併症を伴う重大な健康障害である。特に高齢者の慢性腎臓病患者は増加傾向であり、社会的、医療経済的な健康問題となっている。腎三次リンパ組織の形成はその一因と考えられ、それらを標的とした治療法の開発は重要である。本研究課題により、その病態を明らかにすることで、治療開発に貢献できるとともに、慢性腎臓病患者の減少、生活の質の改善、医療費の軽減に寄与できる可能性がある。
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