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2023 年度 研究成果報告書

新規皮膚メタトランスクリプトーム解析手法による疾患発症予測因子の探索

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03701
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

松岡 悠美  大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, 教授 (10402067)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードアトピー性皮膚炎 / トランスクリプトーム / 発症前
研究成果の概要

ヒトアトピー性皮膚炎の非侵襲的スワブサンプリングから増幅したRNAよりメタトランスクリプトーム解析を行った。またアトピー性皮膚炎自然発症モデルマウス未病期皮膚遺伝子発現データを既存データベースから取得し、ヒトデータの整合性を確認した。サンプリングの解析成果として、生後3日目の新生児皮膚細菌叢が1歳時のアトピー性皮膚炎の発症に関連することを見出したので、新生児期のトランスクリプトームに焦点を当て解析を行った。アトピー性皮膚炎発症群と非発症群で有意差を持って発現が異なる新生児期の遺伝子の多くは、マウスの遺伝子発現パターンと一致した。疾患予防の新規ターゲット遺伝子X(未公開)を得ることに成功した。

自由記述の分野

皮膚科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々の確立した系では、皮膚生検などの侵襲的な処置を必要としないため、同一部位から経時的に繰り返し、サンプリングを行うことができる。こういった背景を鑑みると、我々が確立した宿主・菌叢メタトランスクリプトームはまさに発症前の皮膚疾患を解析するのに最適な解析法と考えている。本解析法を用い、ADの発症予防のためのバイオマーカーを探索できたことそのものも学術的に非常に意義深いと考えているが、今後疾患での予防効果などを具体的に示すことができれば、治療法の創出にもつながると考えている。

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公開日: 2025-01-30  

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