研究課題/領域番号 |
20H03712
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
宮崎 泰司 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (40304943)
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研究分担者 |
吉浦 孝一郎 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (00304931)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 骨髄異形成症候群 / 放射線 / ゲノム変異 / 原爆被爆者 |
研究成果の概要 |
原爆被爆者では原爆放射線被爆によって造血器腫瘍の一つである骨髄異形成症候群(MDS)の発症リスクが上昇する。こうした放射線によって誘発されたMDSと自然発症MDS、抗がん剤によって誘発された治療関連MDSとのゲノム変異の違いを検討し、どのような経緯をへて原爆被爆者にMDSが発症してきたのかを検討した。その結果、自然発症MDS、治療関連MDS、いずれとも異なるゲノム変異の獲得によって発症してくることが示唆された。
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自由記述の分野 |
血液内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
造血器腫瘍の一つである骨髄異形成症候群(MDS)は、加齢を主たる要因とする自然発症例、抗がん剤治療による治療関連の場合、原爆放射線によって誘発される場合によって異なるゲノム変異を持つことが示された。これは、様々なタイプのゲノム変異を背景としてMDSという疾患が成り立っていることを示唆する。こうした病因によるゲノム変異の差異が他の造血器腫瘍、あるいは固形腫瘍においても見られる可能性があり、更に同一疾患であってもゲノム変異が異なっていれば、それぞれに適した個別治療開発の必要性を示している。
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