• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

ペア型免疫受容体による生体外脂質の認識機構とアレルギー・炎症の新規制御機序の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20H03721
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

北浦 次郎  順天堂大学, 大学院医学研究科, 教授 (30282651)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードアレルギー / 炎症 / ペア型免疫受容体
研究成果の概要

ペア型免疫受容体LMIRの細胞外領域を利用する結合・レポーターアッセイを利用して、LMIRが認識する生体外分子を探索した。その結果、活性化型受容体LMIR5はアスペルギルス属真菌に含まれる水溶性分子を認識することを見出した。さらに、この水溶性分子はミエロイド系細胞に発現するLMIR5に作用して、気道・肺の炎症を誘導することを明らかにした。他方、活性化型受容体LMIR5と抑制型受容体LMIR3はブタクサ花粉に含まれる未知の脂質分子(複数)を認識することを見出した。LMIRは生体外分子を認識してアレルギー・炎症を制御する可能性が示された。

自由記述の分野

アレルギー・炎症

研究成果の学術的意義や社会的意義

ペア型免疫受容体は生体内外の分子を認識して免疫を制御すると想定されるが、その全貌は明らかになっていない。本研究により、ペア型免疫受容体の一つであるLMIR分子はアスペルギルス真菌やブタクサ花粉に含まれる生体外分子を認識することが判明した。これらの結果は、LMIRが生体外分子を認識してアレルギー・炎症・感染を制御する可能性を示しており、本研究成果の学術的意義は高い。さらに、本研究成果はアレルギー・炎症・感染に対する治療法開発につながる可能性を有し、社会的意義も高いと考えられる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi