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2022 年度 研究成果報告書

Deep phenotyping of human colorectal cancer evolution using adult stem cell organoids and CRISPR-Cas9 technology

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03757
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分55020:消化器外科学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

藤井 正幸  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (00867575)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードがん / オルガノイド / 浸潤 / 転移 / 遺伝子スクリーニング
研究成果の概要

大腸がんは依然として本邦におけるがん死の主たる原因の一つであり、社会に大きな影を落としている。本研究では、大腸がんの進行、特に難治性や致死性を規定する転移および抗がん剤耐性に焦点をあて、これらを司るメカニズムを追求した。組織幹細胞培養技術であるオルガノイド培養法を用いて患者腫瘍を培養し、遺伝子スクリーニングによって肝転移を促進する遺伝子を同定した。また、異種移植組織のライブイメージング技術を開拓し、休眠がん幹細胞の覚醒が化学療法後の腫瘍再燃に寄与することを明らかにした。本研究を通じて得られた知見は、大腸がんの生物学的理解の深化、および今後の治療応用につながることが期待される。

自由記述の分野

がん生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

がんは進行や治療に伴い、転移や治療抵抗性をはじめとした様々な能力を獲得し、最終的には致死的な病に至る。これらのメカニズムを理解することはがんの予後改善につながることが期待される一方で、その多くは未だ明らかになっていない。本研究では大腸がんをモデルとし、転移および抗がん剤耐性のメカニズムの一端を明らかにした。本研究で得られた知見は大腸がんの悪性化メカニズムの深い理解につながるとともに、今後の新規治療法の開拓の一助となることが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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