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2021 年度 実績報告書

集中治療後症候群(PICS)の病態解明と脳内炎症制御に注目した治療戦略

研究課題

研究課題/領域番号 20H03781
研究機関神戸大学

研究代表者

井上 茂亮  神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (30582209)

研究分担者 松本 理器  神戸大学, 医学研究科, 教授 (00378754)
西田 修  藤田医科大学, 医学部, 教授 (20208185)
曽良 一郎  神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (40322713)
黒田 泰弘  香川大学, 医学部, 教授 (80234615)
小谷 穣治  神戸大学, 医学部附属病院, 教授 (80360270)
山下 公大  神戸大学, 医学部附属病院, 特命准教授 (80535427)
酒井 良忠  神戸大学, 医学研究科, 特命教授 (90397802)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード集中治療後症候群 / 敗血症
研究実績の概要

敗血症誘発後1-2週目に、生存マウスにおける行動解析を、(1)身体的評価のための握力テスト(GST)とトレッドミルテスト、(2)認知的評価のための新規物体認識テスト(NORT)、(3)メンタル評価のためのオープンフィールドテスト(OFT)とマーブル埋没テスト(MBT)の行動テストで同時に評価した。生存したマウスは、非敗血症マウスと比較して、GSTでは握力が有意に低下し、トレッドミル試験での総走行距離が減少していた。またOFTでは中心部にいる時間が有意に減少し、不安と活動低下が増加した。さらにMBTではビー玉を埋める数が増加するなど、さまざまな障害を示した。以上より、敗血症マウスでは亜急性期において身体機能障害と精神障害を認めた。また、敗血症発症20日後、敗血症マウスはアストロサイトの数を回復させることができた。30日目には、敗血症マウスの大脳皮質において、IL-1βと腫瘍壊死因子(TNF)-αの発現レベルは正常レベルに戻った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

計画的に進んでいます。

今後の研究の推進方策

マウスPICSモデル作成とPICS病態生理解明を行う予定である。

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公開日: 2023-12-25  

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