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2023 年度 研究成果報告書

特定波長光によるメラノーマ増殖・転移抑制メカニズムの解明ーGq変異を巡ってー

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03849
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分56070:形成外科学関連
研究機関名古屋大学 (2021-2023)
神戸大学 (2020)

研究代表者

橋川 和信  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (90403237)

研究分担者 榊原 晶子  神戸大学, 医学研究科, 医学研究員 (00569866)
野村 正  神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (30529566)
高須 啓之  山口大学, 医学部附属病院, 准教授 (40566022)
榊原 俊介  神戸大学, 医学部附属病院, 特命講師 (50444592)
寺師 浩人  神戸大学, 医学部附属病院, 教授 (80217421)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードメラノーマ / Gq / 青色光 / OPN4
研究成果の概要

本研究課題においては、OPN4のセカンドメッセンジャーであるGqタンパク質の変異を生じたメラノーマ細胞株を樹立し、その挙動を解析することにある。本研究においては、MEWO株およびG361株を対象にした。まず、それぞれの細胞株においてR138Q変異がすでに備わっていないことを、Gqの全長配列解析により明らかにした。次に、Gq遺伝子に対して、2箇所の一残基配列変異の導入を試みた。一つはR138Q変異を目的としており、もう一つは変異導入の確認のためのサイレント変異である。本研究期間中にR138Q変異の導入に成功し、塩基配列上も確認された。

自由記述の分野

形成外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

メラノーマはGqのG138Q変異によりその悪性度を増し、転移を生じやすくなることが最初に明らかとなった悪性腫瘍である。またGqはOPN4を介して青色光により活性化される。近年、Gqの同様の変異は他の悪性腫瘍の挙動にも影響を与えることが明らかとなっており、新薬の開発ターゲットとなっている。われわれが樹立してきた細胞株はOPN4を介して青色光でシグナルをコントロールすることができる。今後、新薬の候補が開発された際には、本細胞株を用いることでその効能を容易に解析することができるモデルとなり得る。

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公開日: 2025-01-30  

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