研究課題/領域番号 |
20H03904
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研究機関 | 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター |
研究代表者 |
松下 健二 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 口腔疾患研究部, 部長 (90253898)
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研究分担者 |
佐治 直樹 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 病院 もの忘れセンター, 客員研究員 (30624910)
里 直行 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 認知症先進医療開発センター, 副センター長 (70372612)
多田 浩之 東北大学, 歯学研究科, 講師 (70431632)
山田 匡恵 (古川匡恵) 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 口腔疾患研究部, 外来研究員 (90439456)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 認知症 / 歯周病 / 口腔機能 / オーラルディアドコキネシス |
研究実績の概要 |
国立長寿医療研究センターもの忘れセンターを受診した183人(女性: 50%、平均年齢: 79歳)に対し、説明と同意を得た後、認知機能検査と共に歯周病の程度を調べ、両者の相関関係を検討した。その結果、認知症の被験者は、定期的に歯科医院を訪れる可能性が低く、歯の数が少なく、歯磨きの頻度が低く、歯周病になる可能性が高かった。 また、認知機能の低下は、歯周病の重症度と有意に相関していた。 多変量ロジスティック回帰分析の結果、視空間機能と注意力の障害は、視空間機能と注意力が保たれている人と比較して、中等度または重度の歯周病のリスクが2倍となっていた(オッズ比:2.11、95%信頼区間:1.04~4.29、p=0.037)。加えて、単語の想起と認識の障害は歯周病のリスク増加と関連していた(オッズ比:2.80、95%信頼区間:1.41~5.32、p=0.003)。各種口腔機能(歯の数、咬合力、口腔内動性運動、反復唾液嚥下テスト、舌圧)と認知機能の関係を多変量ロジスティック回帰分析によって評価した。オーラルディアドコキネシスの/ka/音は、軽度認知障害の高いリスクと関連しており、調整後オッズ比は4.241(95%信頼区間:1.448~12.417、p=0.008)であった。反復的な唾液嚥下検査では、調整後オッズ比3.289(95%信頼区間:0.887~12.199、p=0.0075)で軽度認知障害の高リスク傾向と関連していた。一方、現在の歯の数、咬合力、舌圧は軽度認知障害との関連性は認められなかった。以上の結果から、反復唾液嚥下テストとオーラルディアドコキネシス/ka/は、独立して軽度認知障害と関連していることが判明した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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