研究課題
2020年度から引き続き、研究参加の拒否(オプトアウト)を電話およびWebで受け付けた。「自己採取HPV群」に割付られた方には、自己採取HPV検査を受けることができる旨を記載した説明文書をお送りし、検査の申込を電話とWebで受け付けた(2021年6月30日まで)。申込者(研究参加者)には、同意書、検体採取キット、採取方法が記載されたリーフレット、アンケート用紙、返信用封筒(料金後納)を送付した。参加者は、自宅等で検体を採取し、検体、記入済みの同意書、アンケート用紙をちば県民保健予防財団に返送した。返送の締切は、8月31日であったが、数名は、締切後に検体を提出した。すべての検体は、2021年9月3日までに提出された。同意書が提出されていない場合(無記名も含む)には、参加者本人に電話で連絡をし、同意書の提出を求めた。同意書が確認できた場合には、検体を検査委託会社(株式会社LSIメディエンス)に送り、HPV検査を実施した。検査結果が判定不能であった場合には、参加者本人に電話で連絡をし、再検査の希望を尋ねた。希望する場合には、再検査のためのキット等を送付した。HPV検査の結果を、外部委託会社(株式会社アクセライト)を通して、参加者に郵便にて送付し、その中で、市の検診(細胞診)を受けることを勧めた。2021年度の市の子宮頸がん検診が2022年3月31日まで実施され、検診の結果から必要に応じて、精密検査が行われている。研究計画論文がBMJ Openに採択された。副次的解析のためのデータ固定を行い、解析を行った。解析結果を、第80回日本公衆衛生学会総会、第32回日本疫学会学術総会にて報告した。
2: おおむね順調に進展している
理由:研究計画どおり、自己採取HPV検査の申込の受付、検査実施、結果の報告を行い、研究に必要な情報を収集した。研究計画通りに研究が進捗している。
2021年度の市の子宮頸がん検診(細胞診)および精密検査の結果は、市の事業として、情報が蓄積され、今後、研究のために提供される予定である。主要評価項目および副次的評価項目について、結果を査読付きの論文で公表する。
すべて 2022 2021
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)
BMJ Open
巻: 12 ページ: e049803
10.1136/bmjopen-2021-049803