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2023 年度 実績報告書

大規模データ解析による医療介護サービスに関するエビデンス診療ギャップの解明

研究課題

研究課題/領域番号 20H03911
研究機関国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

研究代表者

大寺 祥佑  国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 副部長 (20751720)

研究分担者 黒田 知宏  京都大学, 医学研究科, 教授 (10304156)
加藤 源太  京都大学, 医学研究科, 准教授 (20571277)
高橋 由光  京都大学, 医学研究科, 准教授 (40450598)
中山 健夫  京都大学, 医学研究科, 教授 (70217933)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード大規模データ
研究実績の概要

高齢者は様々 な原因により身体機能に障害を受けやすく、日常生活機能を再獲得するためには医療と介護 が連携した長期的ケアの提供が重要である。本研究では大規模データを用いて、疾患、年齢、性別、地域、施設ご との高齢者に対する医療および介護サービスの質のばらつきを明らかにし、わが国全体における適切な医療および介護サービスの提供体制の提案を行うことを目的とした。
レセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB)を用いて、日本における人工股関節全置換術後リハビリテーションの利用状況に関する分析を行なった。日本における人工関節置換術後のリハビリテーションの利用状況は不明である。人工股関節全置換術(THA)後の術後リハビリテーションの利用状況を明らかにし、リハビリテーションの利用に関連する因子を探索することを目的とした。研究デザインは後方視的コホート研究。研究参加者は2017-2018年にTHAを受けた40歳以上の患者(N=51,332)とした。測定項目として、術後リハビリを受けた患者の割合とリハビリ日数も算出した。3033の病院から対象患者が選ばれ、そのうち41,192人(80%)が女性であった。94%が入院リハビリテーションを利用し、20%が外来リハビリテーションを受けた。リハビリテーションの平均期間は、入院が47±72日、外来が195±109日であった。年間200件以上の手術を行う大規模病院では、小規模病院と比較して入院リハビリテーションの期間が最も短く(36~65日)、外来リハビリテーションの期間が最も長かった(220~109日)。リハビリテーション利用のばらつきの原因や、ばらつきが患者の転帰に及ぼす影響を明らかにするためには、さらなる研究が必要である。

現在までの達成度 (段落)

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和5年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Variation in Utilization of Postoperative Rehabilitation After Total Hip Arthroplasty in Japan2024

    • 著者名/発表者名
      Ohtera Shosuke、Kato Genta、Ueshima Hiroaki、Mori Yukiko、Nakatani Yuka、Nakayama Takeo、Kuroda Tomohiro
    • 雑誌名

      Archives of Physical Medicine and Rehabilitation

      巻: 105 ページ: 850~856

    • DOI

      10.1016/j.apmr.2023.10.007

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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