研究課題/領域番号 |
20H03925
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研究機関 | 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構 |
研究代表者 |
森田 達也 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構, 精神腫瘍学研究部, 研究部長 (70513000)
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研究分担者 |
山岸 暁美 一般社団法人コミュニティヘルス研究機構, コミュニティヘルス研究部, 機構長 (30433626)
恒藤 暁 京都大学, 医学研究科, 教授 (70372604)
木澤 義之 神戸大学, 医学部附属病院, 特命教授 (80289181)
宮下 光令 東北大学, 医学系研究科, 教授 (90301142)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 緩和ケア / クリニカルパス / 終末期 |
研究実績の概要 |
よいお別れができることは終末期ケアの主目的である。Liverpool Care Pathwayに代表される標準化パスウエイが国際的に導入されてきたが、近年中止が勧告された。理由として、生命予後を正確に予測できなかったこと、患者・家族とのコミュニケーションが十分できなかったこと、苦痛緩和を得られる具体的な方法が明示されていなかったことが挙げられている。本研究の目的は、新たな死亡直前期のケアパスウエイの効果を検証することである。 対象は、緩和ケア病棟に入院している終末期がん患者である。介入は、終末期の苦痛に対する緩和アルゴリズムと、お別れが言えるように患者・家族の橋渡しを行う看護ケアを軸とする複合介入である。本試験の介入コンポネントは、呼吸困難やせん妄など終末期に頻度の高い苦痛緩和のアルゴリズム、および、患者・家族間のお別れをいえる橋渡し介入である。患者が日/週の単位と予測されたときから、医師・看護師により家族の心配を個別にききながら精神的サポート、情報提供を行う。痛み、呼吸困難、せん妄に対して、用意した標準治療アルゴリズムに沿った治療を行い、治療抵抗性の場合はアルゴリズムにそった緩和的鎮静を行う。あわせて、患者・家族間のお別れをいえる介入として、患者・家族それぞれ別に、「もしこのまま具合が悪くなったとして、患者(家族)と話しておきたいことはないか」をきき、橋渡しを行う。アウトカムは、緩和ケア病棟の終末期がん患者を対象として、終末期のquality of life(Good Death Inventory)、遺族から見た緩和ケアの質評価(Care Evaluation Scale)に改善が認められるかを検証する。 2021年度は、専門家の意見と予備調査をもとにしてケアパスウエイの構成要素を構築することができた。これをもってして実装を行うことが可能となった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
おおむね順調に進捗している。試験デザインはコロナ感染症の状況でも実施可能なように一部修正した
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今後の研究の推進方策 |
おおむね順調に進捗しており、修正した計画にしたがって進捗させる予定である
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