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2023 年度 研究成果報告書

複数の疾患リスクに関わる初経・閉経年齢を規定する生活環境因子の同定とその寄与評価

研究課題

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研究課題/領域番号 20H03939
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
研究機関岐阜大学

研究代表者

永田 知里  岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (30283295)

研究分担者 上山 純  名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (00397465)
和田 恵子  岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (00532673)
近藤 高明  名古屋大学, 医学系研究科(保健), 教授 (00195900)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード初経 / 閉経 / がん / 循環器疾患
研究成果の概要

学童、妊婦と出産児、高山市住民、農村地域住民を対象としたコホートにて、がんや心血管障害等、複数の疾患のリスク要因である初経年齢、閉経年齢について、これを規定する生活習慣・環境因子を同定することを目的とした。初経年齢にはエストロゲン、IGF-1値、飽和脂肪酸、コレステロール、主食・いも類の摂取が関与することが示唆された。尿中アクリルアミド代謝物とは有意な関連はなかった。閉経年齢には睡眠時間が関連し、尿中メラトニン代謝物、受動喫煙とは関連はなかった。食事由来のメラトニン、アクリルアミド、終末糖化産物、ポリアミンなど新規の栄養因子の摂取量推定を可能としたが、これらは閉経時期とは関連がなかった。

自由記述の分野

Epidemiology

研究成果の学術的意義や社会的意義

初経、閉経年齢とも乳がん、卵巣がん、子宮体がん、心血管障害、うつ病という複数の疾患リスクに関わるが、その年齢時期が早いと、ある疾患のリスクを上げる一方、ある疾患のリスクを下げるという相反する関連性が知られている。このため、初経年齢、閉経年齢を規定する因子を同定することにより、複数の疾患影響を考慮した上での予防の在り方を目指すことが重要である。また、新規の規定要因を見出すため、特に新しい栄養因子の推定も可能としたことは、学術的な意義もある。

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公開日: 2025-01-30  

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