研究課題/領域番号 |
20H03947
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
本庄 かおり 大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (60448032)
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研究分担者 |
祖父江 友孝 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50270674)
磯 博康 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, グローバルヘルス政策研究センター長 (50223053)
池原 賢代 大阪大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授(常勤) (70589465)
鈴木 有佳 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (50827269)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 健康格差 / ジェンダー / 社会疫学 / 環境要因 / 女性の健康 |
研究成果の概要 |
本研究は、女性をとりまく環境(家庭・職場・居住地域)が、親子の健康に与える影響を把握することを目的に、エコチル大阪ユニットセンター調査に参加した子供を持つ母親約7,000人を対象に自記式質問票による郵送調査を実施し、情報を収集した。本研究の結果、対象者の約8割が就業し、家事の80%以上を担っていると回答したのは全体の約7割、育児の80%以上を担っていると回答したのは約6割であった。また、主観的不健康や精神的苦痛がある人の割合は、様々な家庭・職場・居住地域の環境要因によって異なることも把握した。今後、収集された情報を用い、親子の健康に影響を与える環境要因に関する仮説検証研究を進める予定である。
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自由記述の分野 |
公衆衛生 疫学 社会疫学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
少子高齢化が進むわが国において、女性の就労と子育てとの両立支援を進めることは重要な政策課題である。本研究は、子育て期の女性を取り巻く重要な社会・環境要因を包括的に把握し、それらの健康影響を検証する新しい疫学研究である。女性の社会的な活躍が推進され家庭や仕事に関連する要因の健康影響が危惧される中、本研究の結果から得られるエビデンスは、子育て期の女性の健康に対する具体的な公衆衛生施策への示唆を可能にする。
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